まえがき
こちらの記事の続編です。
目的
VueとSpringで作成したプロジェクトの構築手順の備忘録。 備忘録のため、詳細な説明を省略している部分があります。
前提
環境
やること
注意
ドメインの取得には別途料金がかかるため注意が必要です
構成
ドメインとは?
インターネット上の住所と説明されていることが多いです。
また、ドメインとサーバーの関係性のイメージは添付画像のようになります。
引用:
【図解】ドメインとは?をわかりやすく解説します - カゴヤのサーバー研究室
IPアドレスがインターネット上の住所として機能しており、URL上のホストがIPアドレスと紐づき、
DNS(ドメインネームシステム)が、主にホスト名に対するIPアドレスは何かを教えてくれます。(これを名前解決と呼ぶ)
DNSとは?
DNSは簡単に言うと、辞書のような仕組みとなっています。たとえば、辞書で「ドメイン」という言葉を調べるときは、まず「と」からはじまる文字列について書かれたエリアをさがし、その次に「め」「い」「ん」という風に絞り込んでその名前の情報を探しますね。同様に、たとえば「www.kagoya.com」であれば、「.」で区切られた順に右側から検索を行い、「com」の情報を管理するDNSサーバー(ルートDNSサーバー)に対して「kagoya.com」の情報を管理するDNSサーバーはどこにあるかを確認します。こうして最後に、「kagoya.com」のDNSサーバーに対して「『www.kagoya.com』のIPアドレスは何か」を確認するわけです。
ここまでの話をまとめると、ドメイン名をつけることは、IPアドレスをより人間が覚えやすく使いやすい「名前」で指定できるようにすることと言い換えることが出来そうです。
もっと詳しく: インターネット10分講座 DNS - JPNIC
DNSサーバーとは?
- 権威DNSサーバー(コンテンツDNSサーバー):ゾーンという単位でドメイン名とIPアドレスを管理
- フルサービスリゾルバ(キャッシュDNSサーバー):自身ではドメイン名・IPアドレスは持たずに他のDNSサーバーに問い合わせることで名前解決を行うサーバー
ドメインの購入
今回はお名前ドットコムさんを利用していこうと思います。
今回は
temple-management-system.com
というドメイン名を取得しました。Whois設定と、ドメインプロテクション設定をつけておきます。ドメインの自動更新がデフォルトでオンになっているため、マイページから自動更新の設定をオフにしておきます
Route53の導入
Route53とは?
- AWSのDNSサービス。ネームサービスの役割を果たす。
- 多くの場合、権威DNSサーバーとして利用されることが多い。
- ホストゾーン:DNSのリソースレコードの集合
- フルサービスリゾルバの機能も存在しており、VPCで使用可能。
- 高可用性。SLA100%
- SLA:Service Level Agreementの略で、サービスの提供事業者とその利用者の間で結ばれる、サービスのレベル(定義、範囲、内容、達成目標等)に関する合意サービス水準、サービス品質保証などと訳されます。サービスを提供する事業者が契約者に対して、どの程度まで品質を保証できるかを明示したもの。
- 高速
- フルマネージド(DNSサーバーの設計構築・維持管理などが不要)
- ルーティングポリシー↓
設定
- Route53を選択し、ホストゾーンの作成を押下
- 先ほど購入したドメイン名を登録し、ホストゾーンを作成
- 作成するとドフォルトでNSレコードとSOAレコードが登録されています
- お名前.comにログインし、ネームサーバーを登録する(反映に時間がかかります)
Route53のコンソールに移動し、Aレコードを登録します。
dig <ドメイン名> NS +short
コマンドでDNSサーバーに問い合わせて、ネームサーバーを確認します。画像のようにRDSのNSレコードに登録されているネームサーバーが反映されていればOKです。- digコマンド:
【 dig 】コマンド――ドメイン名からIPアドレスを調べる:Linux基本コマンドTips(158) - @IT
- 取得したドメイン名でアクセスし、画面が表示されれば完了となります。
今回はここまでとなります! お付き合い頂きありがとうございました!
参考
独自ドメインを取得し、Route53 と ELB を使ってEC2上のWebアプリをHTTPS(SSL)通信に対応させてみる - Qiita